基本は食事療法と運動療法

糖尿病を治療する基本となるのが食事療法と運動療法です。それぞれがどんなことをするのかを詳しく解説していきたいと思います。

食事療法

食べる量と食べ方を見直すことで血糖値をコントロールしていこうという治療法です。ポイントとなるのは、

  • バランスの取れた食事にする
  • 野菜を多めに食べる
  • 最初はおかず(副菜)を食べ、それからごはん(主食)を食べるようにする
  • ごはんを制限するよりも、いも類を制限する
  • 油もちゃんと摂る
  • 夕食を食べ過ぎない
  • 一日三食きっちり食べる
  • お菓子は控えめに、または食べない、食べる場合は糖尿病用のものを選ぶ
  • お酒を控える
  • 麺だけの食事は控える
  • よく噛んで時間をかけて食べる

手軽だからとおにぎりだけですとか、麺だけの食事にしていたりしませんか?

ごはんや麺類などの主食の成分は炭水化物です。炭水化物はブドウ糖の元になり、それだけが体に入ると血糖値を急激に上昇させてしまいます。おかずを一緒に食べることで、また主食よりも先に食べることによって消化をゆっくりにすることができ血糖値の急上昇を防いでくれます。

運動療法

運動をすると私たちの体はエネルギーとしてブドウ糖を消費します。糖尿病では血液中に多くの糖が溢れた状態になっているため、運動をすることによって効率よく糖を消費させようと言う治療法です。

運動には、主に瞬発的な無酸素運動と、持続的な有酸素運動の2種類があります。無酸素運動は足だけや腕だけのように体のごく一部のみを動かしますが、有酸素運動は全身をフル活用させるため、運動療法では遅めのジョギング、体操、水泳、サイクリングなどの有酸素運動が推奨されています。

食事をしてから30分~1時間後が血糖値上昇のピークなので、その時間帯を狙って上記の運動をするようにすると血糖コントロールに効果があるとされています。また、体の中にある糖が燃焼されるようになるまでに15分はかかりますので、最低でも15分以上継続して運動するとよいです。