糖尿病の症状チェック・尿

こんな尿が出ていたら、それは糖尿病のサインかもしれません。尿の症状が出ていないかチェックしてみましょう。

  • 排尿の回数が多い
  • 一度に出る尿の量が多い
  • 尿が泡立つ

これらは自分でしか気づけませんが、今までと比べてみて思い当たるようでしたら要注意です。

排尿の回数が増えるメカニズム

糖尿病になるとなぜ排尿の回数が増えるのでしょうか?厳密に言うなら、糖尿病だから頻尿が起こるわけではありません。

糖尿病になると血液中にブドウ糖が多くなり、その濃度を下げようとして脳が『水を飲め』と体に命令を出します。通常ならこれで濃度が下がって喉の渇きが収まり水を飲む手も止まるのですが、糖尿病になっていると常に糖の濃度が高くなっており、いつまでも乾きが収まりません。この『続く口の渇き』によって水をたくさん飲み続け、その結果として尿の回数や量が増えるというわけです。

糖尿病になると血液中にブドウ糖が多くなると先述しましたが、血液中に溢れて行き場を失ったブドウ糖は、尿として排出されます。尿に糖がおりるのは、そういったメカニズムによるのです。この糖がおりるというイメージからか、尿から甘い匂いがするのも糖尿病のサインだと思っていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、それは【楓糖尿病(メープルシロップ尿症】という別の病気です。

どうして尿が泡立つのか?

尿に泡を立てている原因はタンパク質にあります。これは腎臓機能が低下し、糖尿病性腎症という合併症を起こしているサインになります。

腎臓には糸球体(しきゅうたい)という細かな血管が網目のようにあり、それが尿をろ過しています。ところが、糖尿病になるとこの血管がブドウ糖の多いドロドロ血液によって傷ついたり硬くなってしまいます。すると、網目が裂けたりして穴が大きく広がり、普段なら通らないはずのものまで尿に出て行ってしまうようになるのです。それがタンパク質、そしてアルブミン(Alb)で、特にアルブミンは糸球体障害が起こっていなければ滅多に尿には出ないので、糖尿病性腎症の早期診断マーカーとされています。