糖尿病の症状チェック・目

こんな足の症状が出ていたら、それは糖尿病のサインかもしれません。足の症状が出ていないかチェックしてみましょう。

  • 急激な視力低下
  • 黒い小さな虫が飛んでいるように見える

いかがですか?糖尿病で現れる目の症状は決して多くありませんが、症状がないだけで静かに進行し、自覚症状がある頃には重大な状態になってしまうもので、しかも糖尿病初期症状と言うよりも合併症によるものです。では、それぞれについて順番にご説明しましょう。

キーワードは【たんぱく質の糖化】

どうして糖尿病で目が見えなくなるの?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないのでしょうか。なかなか直結しにくいですよね。血液中のブドウ糖が増えた状態が継続すると、血液中にあるたんぱく質と結合して別の分子になります。これをたんぱく質の糖化というのですが、これによって目の水晶体が白く濁って目が見えにくくなってしまうのです。

糖尿病の合併症の一つとして毛細血管の血流異常があるということは既に他の項目でお話しました。目にはたくさんの細かい血管が集まっています。血流不足が原因でも視力の低下は起こります。こうして引き起こされる糖尿病網膜症には症状が出ない状態から4つの段階があります。

  • 単純網膜症
  • 増殖前網膜症
  • 増殖網膜症
  • 増殖停止網膜症

下に向かうにつれて症状は悪化。(ただし、増殖停止網膜症はちょっと分けます)自覚症状は3つ目くらいからやっと出てきます。黄斑という部分に障害が起きている時は2つ目の増殖前網膜症で視力低下が起こります。

増殖網膜症

毛細血管の血流が悪くなった状態が続くと、体には本来存在しない新しい血管を作ってしまいます。これを【新生血管】というのですが、この血管は通常の血管よりも非常に脆いという性質があります。網膜の周辺から新生血管が伸び、水晶体にぶつかって破れ血液を周辺に飛散させます。

こうなると瞳孔からの光が血液によって阻まれてしまい、突然、急激に視力が下がったり、虫が飛んでいるように見える飛蚊症(ひぶんしょう)が出るようになるのです。放置すると網膜はく離が起こったり、最悪は失明してしまいます。

増殖停止網膜症

症状の安定によって新生血管や新生血管から漏れ出た血液の膜(増殖膜)の活動が停止した状態です。停止していますが、再び進行する可能性があるので油断できません。