糖尿病食の注意点

糖尿病患者さんが勧められる糖尿病食ですが、ブドウ糖の元になるものを食べないようにすればいいとか、何か特別なものを食べ続けなければいけないと思っていませんか?糖尿病になると食事制限をされるため、そういった誤解を招きやすいようですが、実際はそんなことはありません。

多くの方はお肉が好きだったり、揚げ物などといった脂っこいものを好んで口にされているのではないかと思うのですが、糖尿病食では野菜やきのこ、海草などもたっぷりと含めたバランスの良い食事に改善する事でカロリーや血糖をコントロールしていくのです。

病院で入院患者さんに出される糖尿病食を何度も見ていましたが、とても彩り豊かですし、ちょっとだけ食べさせてもらったこともありますけど、味付けも割りとしっかりついていて美味しかったですよ。

ただ、外科病棟の入院患者さんの食事(特に制限なし)と比較すると、やはり若干ボリュームが抑えられているように見受けました。それを補うためと、嵩を増やしてボリュームを出すために野菜などを多くするといった工夫がされているのですが、お肉とか好きな方がそれを見ると、がっかりしてしまうのかもしれませんね。

また、そうしてボリュームを抑えてしまうので満腹にはなりにくいです。ですが、ちょっと小腹が空いたからとお菓子を食べてしまうのは折角コントロールしたカロリーや血糖を台無しにしてしまうので良くありません。

お菓子じゃないならいいでしょ、とフルーツを大量に食べ始める方もいらっしゃいましたが、これもあまり良くありません。フルーツ自体は様々な栄養を含み、含まれる糖もショ糖などでインスリンなしで体に吸収されるので、糖尿病では進んで摂っても良い食品なのです。80キロカロリーを目安に食べるようにしましょう。

空腹のイライラから、お酒に走る方もいらっしゃいます。私もお酒は好きですので飲みたい気持ちは非常に分かります。ですが、糖尿病のお薬やインスリンはお酒との相性が悪いです。副作用が出やすくなったり低血糖を起こしやすくなりますので、今は我慢しましょう。