足に症状が出る糖尿病の合併症とは?

糖尿病には実に数多くの合併症がありますが、足に症状が出るのはどんな合併症なのでしょうか?ここでは、症状が出る場所を【足】に限定してご紹介していきたいと思います。

  • 糖尿病性神経障害
    • 足のしびれ、ピリピリ・チクチクした痛み
    • こむら返り
    • 気づかないうちの足の怪我
  • 糖尿病足病変
    • 白癬菌症(はくせんきんしょう)
    • 胼胝(たこ・べんち)
    • 潰瘍
    • 壊疽(えそ)
  • 糖尿病性リポイド類壊死症(類脂肪性仮性壊死症)

細かく分類するともっとあるかもしれません。見ただけではわかりにくいものが多いですので、一つ一つ解説していきます。

糖尿病性神経障害について

糖尿病3大合併症の一つです。糖尿病になると血液中のブドウ糖が多くなり血液がドロドロの状態になります。そうすると血流が悪くなってしまい、指先など体のすみずみまで上手く栄養が運ばれなくなります。

体の末梢神経は栄養不足の状態となり、正常に機能しなくなってしまいます。すると、足の感覚が鈍くなったり、ピリピリ・チクチクした痛みを感じるようになるのです。感覚が鈍ったりしびれているので足の怪我をしやすくなります。

糖尿病足病変について

糖尿病性神経障害によって感覚が鈍くなった・または感覚が無くなった状態で足に怪我をしてしまうなどして傷を付け、そこからばい菌が入って起こります。患者さんの足は感覚が感じられないので痛みを感じておらず、怪我をしても無自覚なことがほとんどです。

また、糖尿病の患者さんは通常よりも抵抗力がなくなっているので、感染症に掛かりやすい状態になっています。

小さな傷に気づかず化膿し、ご本人やご家族、あるいは医師が気づいた時には潰瘍になってしまったり壊死し切断するしか手立てがなくなっているというケースは多いです。

糖尿病性リポイド類壊死症(類脂肪性仮性壊死症)について

リポイドというのは、体内にある脂肪によく似た物質のことです。足の脛(すね)に橙色の斑点ができます。放っておくと腫瘍になってしまう場合もあるようです。