「風邪引いた時のお風呂?。」
2月9日「水曜日」田村医院発

風邪を引いた時に患者さんに言う「お風呂に入ってよいか?。」について。医師達の考え方はそれぞれだなーと考えられました。
@入浴反対の先生の意見を抜粋しました。

「現実的に考えると、小児の場合は、風呂に入った後に気持ちよくなって、一時的に症状が和らぎ、寝付かなくなる。遊び始めたりするとなかなか止めることができない。部屋の温度、汗、気化熱などが影響して、体が冷えて体調を崩してしまう。親が子供を正しくしつけして、すぐに寝かしつけることができればいいが、実態としては、必ずしも保護者がそうしたしつけをできているとは言い難い。そうなると、風邪の子の風呂は禁忌と考えた方がよいのではないかと考えられる」(中西氏)。
さて、風邪の際に、入浴後は寝付かなくなるのでしょうか?。
また、現代の一般家庭の部屋は体調が崩れるほど不安定でしょうか?。

さらに、一時的な気化熱は解熱剤を使用するよりも、自然の解熱作用もあると思いますが、それが体に悪いだけなのでしょうか?。
しつけがどうこうとも言ってますが、それを言い出せば、現代の親は子供の体調管理もまともに出来ない人ばかりのようにも読めます。
風邪の症状にもよるでしょうが、風呂といっても、ある一定のルールを守って体を清潔にし、水分補給や安静を心がける事で得られるメリットは多いと思います。
重症で動けないようなら、無理に風呂に入ることはせずに、タオルなどで体を清拭するのも良いと思います。
風邪では乾燥状態が良くないは常識でしょうし、風呂では一時的でも加湿効果もあると思います。
医師が理論的に風呂は控えた方がいいと、一般人に指導すると、昔に逆戻りして、不潔なまま寝ていることばかりになりそうですがその方が風邪には良いのでしょうか。
まとめますと、風邪に対して風呂などで清潔に保つ事は、原則として良いと結論付けます。
A皮膚が不潔な状態が続くと、発汗なども適切に出来なくなり、新陳代謝の悪化も起こります。

症状が重症でグッタリしているのであれば、当然風呂には入らず安静第一でしょうし、長時間、熱い湯に入るとか極論を言えば体力を消耗し、一過性にかなり体温が高まったりすることなど、悪いに決まっています。その際には、タオルなどで体を清拭すればよいでしょう。
あくまで体力を消耗しないように、普段よりやや低めの適温の範囲で、熱くても38度から40度前後位で短時間で風呂に入ること、または「シャワー」というものが現代では存在しますから、それでも十分であること、などを踏まえればシャワー込みで風呂は許可と言う結論になると思います。
体力を消耗しない程度の適度な温度でシャワーで短時間で体を洗い流し、皮膚の垢などを洗い流して清潔にし、発汗などの新陳代謝の阻害を除去すること、適度な気化熱で一過性に解熱作用もあること等を考えると、むしろ熱性けいれんの予防にもならないでしょうか。
全身状態を見てシャワーなどで清潔にする事に異論がないことは常識であり、他の先生方も賛否両論になっていないと思っているのではないでしょうか。
以上のことを踏まえて、余程重症でない限り、風呂やシャワーに入らず不潔な状態が持続しても、安静第一が風邪には大事という医学的根拠を知りたいものです。
B湿疹悪化しますよ。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎のお子さんを多く見ている小児科医です(アレルギー専門医ではありませんが)。
風邪をひいたといって予約外受診すると、皮疹も目に見えて悪化しているアトピーのお子さんをよく見ます。聞いてみると当然、「風邪をひいていたので風呂に入れなかった」です。
アトピー性皮膚炎のあるお子さんにとって入浴は、外用ステロイドの使用量を明らかに減少させる効果があるのです。
湯冷めしないように注意すれば良いだけでしょう?脱衣所を暖めておく(マンションではたいてい、その必要もありませんが)、手早くしっかりと体を拭きあげる、必要ならばドライヤーで髪を乾かす。走って逃げていくお子さんもいるでしょうが、走って逃げる元気があれば、放っておいても風邪(軽症のウイルス性気道炎)など治ります。ウイルス性なんですから。入浴による風邪の症状悪化のリスクがどの程度か評価不能だと思いますが、アトピー性皮膚炎の悪化を容認してまで入浴禁止するほどとはとても思えないのです。
そして、アトピー性皮膚炎のある子が入浴して良いのに、アトピーのない子に禁止するのもおかしな話、ということになると思います。
C海外での調査
数年前に新聞紙上だったと思いますが、「風邪をひいた時に子供を入浴させるかどうか」という調査の結果が載っていました。その結果では、入浴を控えるのは、日本だけでした。
D確かアメリカでは
子供が熱を出したとき、家族は35℃くらいのぬるま湯に子供の体をつけるのが一般的なんでしたよね。
これが正しいのかどうかはわかりませんが、高熱を出している子に汗をかかせるために布団でぐるぐる巻きにする(いまだに、「おばあちゃんの知恵袋」でやろうとする人がいる・・・)よりはましでしょう。
内湯がない時代は。
私は、よほどの高熱!39度は、二の足を踏みますが、基本的には、入浴させます。
皮膚の代謝が良くなると、全身状態も改善しています。
今は、シャワーでさっと入浴させて安静にさせています。
E全面禁止の意味は??。
よほどの症状でないかぎり禁止の意味はないのでは?
F発熱初日は入浴させない。
熱性けいれん、機械性けいれん(入浴などで物理的に体温が上がるだけでもけいれんすることがある)のことを考えて、発熱初日〜2日目は入浴させない方がよいと思いますが、みなさんの意見はいかがでしょうか?
自分が風邪を引いたときは ?。
子供のころは、銭湯だったので、いつも体温を測らされてから、行っていました。
大人になって、風邪を引いたとき、いろいろ試してみました。
急性期、熱もある程度高く、喉も猛烈に痛いような時は、確実に悪くなります。
熱も引いてきて、痛みも治まってきたようなとき、体を冷やさないよう、上半身ある程度服を着たまま、下半身のみ洗ったり、浴槽につかったりするくらいなら、問題ありません。
親戚の中等症のアトピー性皮膚炎の子は、1日お風呂に入らないと相当ひどくなるので、よほどの高熱でない限り入浴させていましたね。 優先順位の問題でしょうね。
G病態に応じて適切に対処する
急性期、熱もある程度高く、喉も猛烈に痛いような時は、確実に悪くなります。
これは、漢方では「熱証」ですから、温めると悪くなるのは当然でしょう。
一方、寒気を感じる極初期(漢方の太陽病期表寒証)では、温かい布団にくるまる、白湯を飲む、入浴する、太陽病期表寒症用の漢方薬(葛根湯、麻黄湯、小青竜湯など)を飲むことで体を温め発汗を促すことが治癒に有効です。
寒気を感じる間は、人体が病原菌と闘うために高温環境を必要としている徴ですから、解熱するより体温を高くすることが有効です。漢方では、その状態は虚熱(見かけ上の熱証)であり、本態は「寒証」であると考えます。ウィルス疾患で体温を高く保つことは、ウィルスの増殖を抑えることで治癒期間を短縮させる効果が期待でき、それを裏付ける疫学研究の結果も数多く報告されています。当然、湯ざめをすると体が冷えてしまいますから表寒証であることが多い通常の風邪の初期は悪化します。 熱も引いて痛みが治まっている状態は、病原菌との闘いも峠を越して炎症が治まった「陰」の状態ですから、適度な入浴により体を温めて「陽」を増やすことは回復を早める効果があるでしょう。その時々の病態を正しく捉えて適切な対処法をすることが大切でしょう。
HNZ(ニュージーランド)では
保育園に高熱を出した娘を迎えにいったら、ハダカにされてタオルを1枚巻かれていました。家に帰ったら、ぬるま湯につけなさいと指示されました。ところ変わればを実感した出来事でした。 高熱だしてる時に熱い風呂に入れると熱性ケイレンおこしそうなので自分の娘はいれませんが、シャワーぐらいは全然問題ないと思っています。
I入浴しないと湿疹の悪化?。
皮膚科医の目からすと、入浴しなかったからではなく、高熱やサイトカインの関係で皮膚症状は悪化していると思います。
J1日や2日で免疫低下するほど体は汚染しない 風邪はどうせなおる
かぜなんてどのみちほとんどの方が勝手に治る病気 。どうやったって予後は良いにきまっている。俺流風邪対処方法をひけらかす人はよくいるが、どうせ勝手に治ってるんでしょう と考えましょう 。自分の子供の感冒がこじれた場合、『熱があるのに風呂に入れたからだ』 と考えるか 『1日風呂に入れなかったから不潔になり免疫低下したからだ』 と親が考えるか、皆さんよく熟考してから指導方法を考えましょう。【私は熱が出た時の入浴はお部屋を暖めて湯冷めをしないようにして短時間で済ませれば良いと指導しています。】



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