「昭和を思い出し、語る」ことで脳の血流がアップする

★「FDG-PET」という最新画像装置で脳を撮影した画像で、認知症の危険性が診断できる
→脳のエネルギー源である糖の代謝がどの程度保たれているかを見ることで、神経細胞の働きが落ちている脳の部位を診断
→同年代の平均と比べ脳の働きが低下していると、青色や黄色などの色で示される
★記憶は3段階で構成されている
→新しく物事を覚える「記銘」、覚えた情報を保存しておく「保持」、保存した情報を思い出す「想起」
→「保持」は加齢だけで低下することはない。これが低下すると、数分前に覚えた記憶が保てなくなり、認知症につながる
★「保持」の能力が衰えた軽度認知障害の患者は、後部帯状回の機能が低下する
→この部位に、老人斑というシミが生まれることがある
★愛知県・北名古屋市が国立長寿医療研究センターと協力し、認知症予防プロジェクトを行っている施設「昭和日常博物館」
→懐かしい昭和の町並み、暮らしが再現されている
★昔を懐かしむことで脳が活性化、脳の血流量も大幅にアップし、認知症の予防・改善につながる
→プロジェクトに参加した群、参加しなかった群の認知機能を3年間にわたって調べた結果、参加した群は加齢とともに落ちる認知機能が3年経っても維持、もしくはアップしていた
感想
記憶は3つの段階で構成されていて、物事を覚える「記銘」、ヒントや時間があれば思い出すことができる「想起」は、加齢とともに自然に衰えていくもの。一方、覚えたことを保存する「保持」は衰えにくいものですが、「数分前に覚えたはずの記憶を保てなくなる」と保持能力のダウンの可能性あり。認知症につながる「危険な物忘れ」と判断した方がいいそうです。
認知機能を保ちつつ楽しみながら行うことができ、実際に研究成果が明らかになっているのが「昔のことを思い出し、自らの口で語る」こと。昔話に花を咲かせることで脳血流が増し、認知機能が維持またはアップしたという事例が紹介されました。配偶者や家族が、昔話に相づちを打つことは大切なことなのですね。



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