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ヘルパンギーナ・インフル・過労死
7月12日「月曜日」田村医院発
ウイルス感染症、ヘルパンギーナ 警報レベル超える 神奈川県が注意呼びかけ:
県は8日、乳幼児を中心に発熱やのどの発疹(ほっしん)を伴うウイルス感染症「ヘルパンギーナ」について、県内の定点当たりの発生が6月28日〜7月4日の週に6・55人となり、警報レベルの6人を超えたと発表した。県内のヘルパンギーナの流行が警報レベルを超えたのは07年7月以来約3年ぶりとなる。県によると、ヘルパンギーナは初夏から秋に流行する。口などからウイルスが入り込んで感染し、高熱やのどの痛みといった症状が出る。うがいや手洗いが予防策になる。夏は咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)や手足口病などの感染症も流行するため、県は注意を呼びかけている。
ヘルパンギーナ
夏かぜ疾患のひとつで、主に、コクサッキーA2、4、5、6、8、10、16型、エコーウイルスなどのウイルスが原因になって引き起こされます。空気感染でうつり、夏季(主に4月〜10月頃に)を中心に、幼児を中心に流行します。
どんな症状ですか ?。
ヘルパンギーナでは、潜伏期はおおよそ2〜7日です。
一般的なかぜ症状(熱に伴う頭痛や筋肉痛、嘔吐や下痢)の他に次の特徴があります。
(1)高熱
高熱が3日前後続きます
(2)口の中の粘膜疹
1〜3mm程度の口内の水疱疹〜潰瘍が、口峡部(のどちんこあたり)に
数個〜10数個できます。発熱と同時か1日遅れくらいで出現します
痛みを伴うことが多く、食欲不振や不機嫌、よだれが出ます。
5〜7日で症状は軽減します。
ヘルパンギーナの合併症
頻度は非常に低いですが、ウイルス性髄膜炎・脳炎の報告があります。
ヘルパンギーナの治療
特別な治療はありません。口の中が痛くなることが多いので、食欲不振による
脱水症に注意してください出来るだけ、刺激の少ない、固くない物(ヨーグルト・ゼリー「森永ヴィダーインゼリー」等・アイスなど)を与えてください。
いつから学校や幼稚園に行っていいのか ?。 発熱・食欲不振・頭痛・吐き気がなければかまいません。
ヘルパンギーナ:【英】herpangina。【独】Herpangina。【ラ】herpangina:同義語:水疱性口峡炎,疱疹性アンギナ,疱疹性口峡炎。
コクサッキーウイルス*A群による口峡部に特有の小水疱と発熱を主症状とする夏かぜの一種である.コクサッキーウイルスA群1〜10
, 17 , 22型など,まれにコクサッキーウイルスB群,エコーウイルスも病原として分離されることがある.初夏から秋に多い.潜伏期は2〜4日,乳幼児に多い.突然の38〜40℃の発熱が1〜3日間つづく.全身倦怠感,食欲不振,咽頭痛,嘔吐,四肢痛などもある.流涎(よだれ),食欲があっても咽頭痛のため食べないことがある.咽頭所見は,軽度に発赤し,口蓋から口蓋帆にかけて1〜5mmの小水疱,これから生じた小潰瘍,その周辺に発赤を伴ったものが数個認められる.4〜6日で全身および局所の症状は消退する.
引きつける場合があります。予め「ダイアップ座薬」を用意すると良いと思います。先に、「ダイアップ座薬:引きつけ止めの座薬」、30分くらいしてから、「アンヒバ座薬」を使用すると良いでしょう。(手足口病も依然流行中です。両者共にコクサッキーウイルスとエンテロウイルス感染症です。予防接種は外国では完成しているようですが、日本の研究はまだ遅れています。こういう予防接種液の研究にどんどんお金をつぎ込んでいただけると良いと思うのですが連◎仕分け人殿。)
インフルエンザで今年度初の学級閉鎖 福井・鯖江、越前市:
県教委は8日、鯖江中学校の2年生7クラス(230人)のうち20人がインフルエンザに感染し、9日から3日間の学年閉鎖にすると決めた。また越前市の南越養護学校でも小学部10クラス(35人)中4人が感染し、同様に3日間の学部閉鎖と決めた。県内のインフルエンザによる学級閉鎖は、今年度初めて。いずれも新型インフルエンザとみられる。(今時の流行です。インフルエンザB型と思われます。一年中散発流行するのがインフルエンザウイルスの特徴だと言う事が最近の迅速診断キットの開発で判明しました。田村医院でも怪しいと感じたら直ちに迅速診断します。)
心の電話相談、過去最多 将来への不安、13%増
全国19カ所の労災病院で受け付けている「勤労者 心の電話相談」の、2009年度の相談件数が前年度より1649件増え、過去最高の2万5725件に上ったことが8日、労働者健康福祉機構(川崎市)のまとめで分かった。将来への不安に対する相談が前年度比で約13%増えており、福祉機構は「不況で職を転々とせざるを得ない状況の中で、新しい環境になじめず、社内のいじめへの悩みや、高齢の労働者を中心に、リストラや派遣切りなどへの不安の訴えが増えている」としている。集計によると、相談の50・6%が女性。年齢別では40代が27・1%で最も多く30代が20・7%、50代が13・4%だった。職場の問題では「上司との人間関係」が2741件で最多。精神の問題では「将来に対する不安感」が9947件(前年度8806件)で最も多く、次いで「落ち着けない」7388件、「イライラ・不安定」5693件と続いた。「自殺願望」も597件あった。心の電話相談は00年から全国の労災病院で始まり、産業カウンセラーや臨床心理士が無料で相談に乗っている。(社会が閉塞感が漂い、良い指導者のいない現在自殺者激増しています。保健所の対応は公務員削減の影響もあり保健婦の一人当たりの心の病気の担当者が少ない状況です。適材適所に人員を増加させると言う事が官僚さん達の一番不得意とするところです。公務員削減は無駄な部署の公務員の削減であり、必要な部署はどんどん増員しても良いと国民は思っています。新聞やテレビラジオが宣伝すればする程自殺者は増加する。)
「医師不足」に懸念表明 最高裁、異例の和解成立 小児科医の過労自殺訴訟:
過労によるうつ病で1999年に自殺した小児科医中原利郎(なかはら・としろう)さん=当時(44)=の遺族が、心身への十分な配慮を怠ったとして、勤務先の病院を運営する立正佼成会に損害賠償を求めた訴訟は8日、最高裁第2小法廷(古田佑紀(ふるた・ゆうき)裁判長)で和解が成立した。和解条項で医師不足解消への取り組みが「国民の健康を守るために不可欠」との一文が盛り込まれた。最高裁は3月、日本でより良い医療を実現したいとの観点から双方に和解を打診。医師不足を懸念した異例の和解成立となった。
和解は、立正佼成会側が労災保険給付金とは別に和解金計700万円を支払うことなどが主な内容。遺族側の代理人弁護士によると、和解条項には「医師不足や医師の過重負担を生じさせないことが国民の健康を守るために不可欠であることを相互に確認する」と記された。遺族は今回の訴訟のほか、労災認定を求め2004年12月に提訴。07年3月の東京地裁判決は自殺を労災と認め、そのまま確定した。しかし約2週間後にあった今回の訴訟の一審判決(07年3月)は、自殺原因を過労と認めずに請求を棄却。08年10月の二審東京高裁判決は「全国的な小児科医不足の中で医師の欠員に直面し、負担があった」とする一方、「病院は精神障害を認識できなかった」として一審判決を支持した。 一、二審判決によると、中原さんは87年4月から立正佼成会付属佼成病院(東京)で勤務。99年1月に小児科部長代行に就いた後、うつ病を発症し同8月に自殺した。(僕の弟の開成学園時代の同級生と言う事が先日わかり大変興味を持っていました。僕の親友が立正佼成会病院の副院長をしています。彼からの情報によると現在も佼成病院は年間4億円くらい赤字が出るそうです。それを教団が埋めているそうです。後はわかりません。お互いに兆忙しい。田村医院の患者さんも大変形成外科の副院長先生にはお世話になっています。余り非難は出来ないのが現状です。僕の若い時代も年間150日以上当直をしていた時代があります、この時代の色々な経験が今開業医として残っています。何が良いかに関しては。解らないのが娑婆時代。労災に入れなかったことがいけない事なのだろうと思っています。中原先生のご冥福をお祈りします。)
小児科医、いまだ過酷労働 宿直月10回、細切れ受診:
小児科医中原利郎(なかはら・としろう)さん=当時(44)=の過労自殺をめぐる訴訟は8日、最高裁で和解が成立した。深夜の細切れ受診、月10回に上る宿直勤務...。小児科医の過酷な労働環境は依然として改善されておらず、専門家らは「負担を軽減しないと、医療事故を起こすリスクも高まる」と警鐘を鳴らしている。厚生労働省によると、小児科医は2008年、約1万5200人で年々微増を続けている。しかし、医師の労働環境に詳しい北海道大大学院医学研究科の江原朗(えはら・あきら)客員研究員によると、夜間の受診率はこの20年間に約4割増えており、医師増が夜間の医療への対応に追いついていない。一般病院に勤務している小児科医は1病院当たり3人弱で、宿直回数は月に10回に上ることもある。夜間や早朝など時間外に来院する患者は1日平均10人弱。1人当たりの受診時間が少なくても細切れにしか睡眠が取れず、疲弊しきっている医師が少なくないという。日本小児科学会は小児科医の不足に対し04年、各地域に小児科医療の中心となるセンターをつくり、マンパワーを集中させて救急医療を行う構想をまとめた。しかし、病院や自治体の意向もあり、実現にはまだ遠い状況。江原研究員は「患者の安全のためにも、医師の過労を防ぐ態勢づくりを急ぐ必要がある」と話している。(僕が豊島病院で勉強していた頃は全く眠れなかった。更に電話がガンガンかかってくっるので、他科の当直室とは別の緊急時の院長たちが当直する別棟に泊まって一睡もしなかった。電話で呼び出されて新生児病棟から出るまでの時間が長いと言って患者さんの親から殴られた事もあります。当時は子供の医療費用は三割負担だったので、せめての逆襲として顔ではヒタスラ謝り、当時一番高い抗生剤を処方して差し上げました。パンチが頬にイタイイタイ思い出です。僕が倒れなかったのは、当時の婦長さんが昼寝の時間を作ってくれた事だと思います。一時間くらい行方不明としてもらいました。当時はポケットベルは無かった。ひどい時は白血病の患者さんが重態で2ヶ月間、病院で寝泊りしていた。今から思うと懐かしい研究医時代だった。給料は一泊7千円で臨床研究医師の給料は5万円くらいで合計二十万円くらいだった。給料日にはかの婦長さんを始めとして病棟の看護師さんたちや放射線技師さん達を引き連れて地元の小料理屋で全部飲食費に使ってしまっていた。両親と一緒に住んでいたので出来た事。家計費用は全部両親からもらっていたから出来た事。両親に感謝しています。医者はお金ではないのだが、サラリーマンでもないし職人だと今でも思っている。父親から受けついで開業医を六十数年、給料は沢山もらっているが、借金も莫大だ。僕はプラス思考だから、「お金を借りておいたほうが元気で働かなくてはならないのでボケの防止になる???。」ナンチャって気軽に思っています。労働性善説です。日本は何も資源が無い、勤労のみが国宝なのです。だから上手にお互いに感謝しながら相互に信頼しあって、子供達だけではなく広く国民の命を守ると言う誇りを持って生きているのです。人命は地球より思いのです。)
関係者談話 医療崩壊阻止につながる。:
亡くなった小児科医の妻中原のり子(なかはら・のりこ)さんの話 裁判の解決が、夫が命を懸けて訴えたかった日本の小児医療改善、医療崩壊阻止につながると信じている。病院の経営者、指導的立場の方には二度と同じ不幸が繰り返されないよう最大限の配慮をお願いしたい。(今のままの健康保険制度では絶対に医療は倒壊します。再診察料金は690円です。高熱で来院されて「明日も仕事だから抗生剤の点滴をして早く治せ。」と言って、午後6時近くに来た青年がいました。点滴の中に高価な抗生剤を入れて点滴をしました。一時間ほど全職員は時間外労働です。会計で2800円ですと言うと、「何是そんなに高いのだ〜!。」と怒っていた。僕が出て「あのね 、お酒のみに行った時にはいくらくらい庄屋さんに払うの?。」と質問。「5000円くらいかな〜。」「6千円でも安いのじゃないの?。・・。一時間もベットで寝られて病気が治ったのだから〜 。」と言うと、黙って支払った。多分不服だと思うのだが、これも医療費用を全員無料にすれば解決しますが、「早く治せ!。点滴をしろ!。抗生剤を入れろ!。」は僕たち医者が判断する事なのです。このような人々が増加すると、現在過酷な当直をしている若き医師団たちの心の中にある「やりがい 」が無くなり。結局マイナスを食らうのは国民自身だと思うのです。ありがとう とどういたしまして と言う恕「思いやり 」の中での医療が一番大切なのだと思います。命あってのものだね 。と言うではありませんか?。)
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