命を落とす原因は「窒息」。
スズメバチの襲撃から身を守るには

★スズメバチは熊や毒蛇よりも怖い?
→野生生物による死亡者数は、2008年は熊3人、毒蛇4人に対し、スズメバチは15人(厚生労働省・環境省調査)。多い年にはスズメバチで1年間に73人が亡くなったことも
★スズメバチは何度も刺す
→「一度針を刺したら死んでしまう」のはミツバチ。スズメバチは顔や頭、手などに噛み付き、毒針で何度も刺す。針の長さは2〜3mmで衣服を突き抜ける
★スズメバチに刺されるとどうなる?
→毒液が体内に入ると細胞膜を溶かし、赤血球などの細胞を破壊する
→一度スズメバチに刺されて数週間から1カ月で抗体が出来ると、二度目に刺されたときアナフィラキシー・ショックを起こすことがある
→血圧の急降下、喉の粘膜のむくみ、気管の収縮が起き、窒息へと進行
★アナフィラキシー・ショックは刺されて30分〜1時間で起こる
→体質によっては一度刺されただけでも循環不全で死亡することも
→深刻なアレルギーを起こす人の割合は0.4〜3%(アメリカの研究)。腫れやかゆみ、息苦しさなどのアレルギー症状が現れたらすぐ病院へ
★スズメバチに刺されないようにするには?
→白い服と白い帽子が良い。虫除けスプレーは効果はない
→見つけたら低い姿勢でゆっくり逃げる。一匹でも攻撃をしかけてきたら全力で逃げる。刺されたら指で毒液を絞り、冷やして病院へ
感想
スズメバチというと大きいハチをイメージしていましたが、最近住宅街や都市部で急増しているのが小さいサイズのキイロスズメバチ。彼らも巣の中で育っている幼虫や女王蜂を守るため必死です。毒液がなくなるまで、2〜3ミリもある毒針で何度も刺す攻撃力、そして香り成分の入った毒液を吹きかけることで仲間たちに知らせ、さらに総攻撃を仕掛けてくる習性を知ると血の気が引く思いでした。スズメバチに刺されて亡くなる人の死因の多くは「窒息死」。これは全身で急激なアレルギー反応が起きるためで、一度目でも二度目でも、何らかのアレルギー症状が現れたら一刻も早く病院に行きたいですね。
ヘリコプターのようにまとわりついてきたら、慌てずに低い姿勢でゆっくりと逃げる。そして体に止まるなど攻撃をしかけてきたらダッシュで逃げる。毒を口で吸い出すと、口の中の傷から毒が体内に入る恐れがあるので、指で絞ると良いそうです。住宅街にスズメバチが増えてきたのは、ゴミの残飯を餌にするという要因も。恐がってばかりではいられません。生ゴミを捨てるときはゴミ袋をしっかり閉めるというマナーも大切ですね。




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