『お肌の手入れの方法論』

田村医院 田村 仁

アトピー性皮膚炎の方々は『皮膚が乾燥』します。従って『皮膚を保湿』する必要があります。

その方法について患者さん達から教えて戴いたので文章にして報告致します。ただし『アクア酸性水』が肌に合わない場合もありますので、腕などで試してから使用してください。

まず『アトピー性皮膚炎』の症状がひどく悪化していて掻きむしってしまっている場合:

@少しステロイド剤が混ざっています『WP[白色ワセリン2:プロパデルム軟膏1]』を指先で少し多めに取り、手のひらに乗せます。

A当医院で調整してある『アクア君』を、百円ショップ等で購入した『霧吹き』等[これは各々工夫してお知らせ下さい?]の中に入れて『シューウ・シューウ』して、上記の
『WP軟膏』と混ぜます。此の場合に理解して欲しいことは、『アクア君[=水分]』が多ければ多いほど、使用後の感じがさっぱりして来ます。また少なければ少ないほど、『白色ワセリン独特のベタベタ感』が発生します。これは油性軟膏の弱点です。『アクア君[水分]』を十分混ぜる事によって解決が可能です。各人のお好みの水分量に工夫して下さい。例1。朝とか昼間は、『水分量を多くして、寝る前には 少し水分量を少なくして、『お肌の乾燥』を防止します。例2。小さなコップに『WP軟膏』と『アクア君』を入れて箸等でかき回して、表面の上澄みだけをお肌に塗る。[化粧水みたいな感覚で使用します。]等各人で工夫使用してお知らせ下さい。

B混ぜるときに、お母さんお父さんが手伝っている場合には、『早く治ってね愛する娘&息子&我が子供ちゃん。』なんて心にお願いするとさらに効果があるかも知れません。
『この愛する事』は、いずれ『大脳皮質の働き』が究明されれば、簡単に『田村の愛?の仮説』が証明される。要するに早く治ってねと言う『愛!。』が病気と闘い勝利する原動力になります。この根拠は、話は少しずれますが『脳に重大な損傷』を受けて救命センターに入院された患者さんで社会復帰された方々のほとんどは、『家族が毎日愛情をもって励ました患者さん』であった事実から『治り得る=自ら治してしまおう』と言う強い『意志と希望』と『家族の暖かい愛の励まし』が『病気状態の克服』につながる事であると考えています。

Cこのようにして『愛』と『WP』と『アクア君』を『自分のアトピー性皮膚炎状態にあった濃度[これは個人差があり我々医師側には判定が困難です]。』で『十分に混和[まぜる]』してから『アトピー性皮膚炎で掻きむしってしまった場所』に十分に『擦り込んで』下さい。一日数回、『化粧感覚』で行って下さい。

D2〜3日して状態がよくなって来たら、『WP』と『白色ワセリン』等を混ぜて使用して下さい。なるべくならば『ステロイド剤』は使用したくは無い。
『グジュグジュ』したり『水溶液が出そうな場合』には、『単純亜鉛化単軟膏』、『ポビドンヨウド含有単純亜鉛化単軟膏[東医プリン君]』、『0・1%ヒノキチオール含有亜鉛化軟膏[ひのきち君クリーム』等を『ガーゼ』や『リント布』等に塗っておいて、上記の処置を行った後に『アトピー性皮膚炎悪化部分』にかぶせて、包帯などでカバーをしましょう。そして、かきむしるのを極力防ぎましょう!。かきむしる事が、最も『お肌にとって』いけない事であります。

掻きむしらない事が最も重要な事ですが、実際『ストレス[細かい作業やいらいらがこうじると]』で、『イライラ』して、皮膚を掻きむしってしまう事も事実です。特に、『レム睡眠』といって、寝入りばなや眠りが浅い時に、この『痒み』や『かきむしり現象』は強くなる事は証明されています。しかし、自分自身では全く覚えていませんので、『どうして掻いてしまうのよ〜?』と詰問しても、『かいていないも〜ん!。』と納得がいきません。これが種々の問題になります。

上記の防止のために、『ポララミン』、『ザジテン』、『ニポラジン』などのいわゆる『抗ヒスタミン剤[日本に限り抗アレルギー剤と呼びます?]』が投与されます。

さらにひどく『アトピー性皮膚炎』の為にどうしようもないときは、『短期間に限り!』、『ステロイドホルモン剤』を内服して戴く場合もあります。これは『悪循環を断ち切る』と言う意味で使用します。抗生物質も内服して戴く場合もあります。

世間では『医療不信』が強い昨今、実際にアトピー性皮膚炎で悩んでいる患者さん達の強い味方になろうと張り切っている『家庭医』でも、やれ『ステロイドの副作用』とか、『何でもかんでも副!作用』とマスコミがこぞって『医療不信[我々医者もステロイド剤は使用したくない。]』を増強させている。冷静に考えると『作用・副作用』は元々おなじ『作用』であります。そして、マスコミの方々に言わせると、苦しんでいる『アトピー性皮膚炎』の患者さんにとって『治る=よくなる』状況を『好ましい作用』と言います。反対に『自分自身で掻くのを我慢しないで』、『薬も医師の指示通りに飲まなくて』、『治らずに』、『状況が悪化』した場合のみに医療機関を訪れて、『ステロイド軟膏』を処方され、きちんと医師の指示通りに薬を使用しない為に、『アトピー性皮膚炎』がむしろ悪化して、今度は感情的になり、『ステロイド剤の副作用!。』と言い『嘆き恨む』。これを一般的には『悪循環』と言います。この様なことを繰り返しているようでは、『コレジャー〜・・治るものも治らない!』この様な不信頼の悪循環=[治せない!。]状況を作り出してはなりません。お互いに言いたいことを言い合い信頼を大切にして早く悪循環から脱出して『早期治癒の方向に向かってともに歩もうではありませんか!』。

又、おふろに入る時に、『ポピドンヨード』で『皮膚の消毒』を行うとさらに良い結果が出る場合もあります。実際に行って一刻も早く『アトピー性皮膚炎』を克服してください。

結論:皮膚の保湿の大原則は、油を補給する前に『皮膚に十分に水分を与える事。』が大切です。この事からしても、『水分と油分と十分な愛。』を『手のひら』で混和して『一日数回[化粧をする感覚で]』使用して戴ければ、きっと『アトピー性皮膚炎』は良くなると信じています。

原則:『病気』は『治らない』ではありません!。絶対に『治す』態度が大切。医者は『患者さんの味方』!。『敵』ではありません!。『上手』に『医者』を『使用』して下さい。医者も『学ぶ学生』なのです。ここで一つのお願いがあります。待合室では、患者さん達は『待つでしょう[イライラしてきます]』が・・、の〜んびりと『待ちながら、他の患者さんたちを観察しましょうね!』。又のんびりリラックスして下さい。そして使用経験を報告して教えて下さい!。以上終。



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