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貧血について
田村医院 田村 仁
最近貧血の患者さんが多いと思うのでちょっと調べてみました。原因で最も多いのは、なんと栄養失調の鉄欠乏性貧血です。偏食が原因なのです。トマトジュースを例えにして説明してみます。わたしがいつも飲んでいる大好きな『カ○メトマトジュース』がある日からいつもの冷蔵庫から姿を消す日が多くなったと仮定します。もうわたしは具合が悪くなっちゃいました。そこで調べてもらいに『タモリ探偵事務所』に行きました。タモリさんは、『顔色が悪いし、ああこれはトマト病かもしれません。トマト病ならばタモリの濃縮トマトジュースを飲んでいれば治るのですが、冷蔵庫からもっていっちゃう最近流行の大泥棒の『いっちゃん』だと困ります。検査して徹底的に調べてみましょう。わたしは、少なくとも、三つ以上の原因があると思います。
1:『いっちゃん』が取っていっちゃう場合。この場合には徹底的にこらしめなければいけません。いくらジュースを飲んでもザルです。元から断たなきゃダメ!。
2:カ○メトマトの工場になにかしらの異常が起こって生産ができない場合も考えられます。生産月日の新しい製品が一体どのくらい在るのかをコンピュータで調べてみましょう。
3:トマト畑が不作か、天候異変でトマトができなくなり工場の生産ができない。その為に製品が来ないのです。
これが『カ○メのトマト病』と言うんです。簡単に治ります、がほかの原因についてまあちょっと調べてみましょう。』とこんなことを考えてみましょう。
1:の場合が、『悪性腫瘍』『子宮筋腫』等の消耗性の慢性病が原因している場合です。元の病気を治さない限り貧血は改善されません。手術も時として必要になります。
2:の場合が、骨髄と言う、トマト工場自身が傷害されている病気です。再生不良性貧血、白血病、慢性腎炎、膠原病などの慢性の消耗性の病気が隠れている場合です。
3:の場合が鉄欠乏性貧血になります。これは薬を飲んで定期的に検査をしていればよい。
お医者さんは、貧血の患者さんを見た場合には上記のことをまず頭の中に入れ絶対に鉄欠乏性の原因のみであることを確認します。その為に痛い、もったいない『血液検査』をする訳です。
@尿の検査で、腎炎が在るか、肝臓は大丈夫か、慢性尿路感染症がないか、膀胱ガンはないか、等を調べます。
『採血をして』、A白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット、網状赤血球数等を調べ、骨髄といって血液を作り出す工場の状態おも調べ上げて行くのです。
B血液像といって、白血球の『一人一人の顔』も調べて行きます。この時点で白血病もどの系列の白血病なのかも分けて行きます。
CCRP[C反応蛋白]といって炎症が在るときに多くなる蛋白の量を調べます。
Dシアル酸といってやはり炎症の在る場合に高く出る指標も調べます。
E肝機能、腎機能、コレステロールも調べます。このようにしてたくさんのデーターを検索して総合的に診断します。
最近の検査は一度にコンピューターで多くの項目を行っていますので、何もせっかくでた検査結果を、消すこともないので利用します。医者に来ていろいろな病気が早期発見出来たらこんなにもすばらしいことはありません。だから検査って必要なのですよ。世の中に検査のやり過ぎなんて事はあり得ないことなのです。早期発見早期治療が大切なことなのです。いわんや主治医が必要だと思っていったことを審査するなんて言語道断であると思います。
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