『プロトピック軟膏』について。
  田村医院 田村 仁

藤沢薬品では新しく『ステロイド』に代わる副作用の少ない『プロトピック軟膏』を開発発売をしました。つくば市の藤沢薬品の研究所の田んぼに住み着いていた『土壌カビ』から合成して作られた軟膏です。ちょうど『蝦蟇はガマでも筑波山麓ノ・・ガマ』の油ではなく、土壌菌から合成がなされました。

『開発名FK506号』と名付けられました。プロトピックの有効成分はタクロリムスと言う、『Tリンパ球』に作用して免疫抑制作用を発現する、

『プログラフ』の外用剤です。もともとは肝臓移植の再に発現する『拒否反応』を防ぐために開発され合成された薬品ですが、『ヘルパーT細胞からのサイトカイン産生=お助けマン細胞からの攻撃物質』を妨害する作用に加えて、炎症を起こすおもな細胞=肥満細胞[マストセル]からの『カユカユー物質のヒスタミン』の遊離産生を抑制する事が判りましたので『アトピー性皮膚炎治療薬』として開発が更に進み、こうして『プロトピック軟膏』が登場しました。

0・1%タクロリムス含有軟膏です。以下にその特徴を記します。

1:顔面、頚部にできたアトピーの皮膚炎に特に優れた効果があります。『赤味が取れます』

2:躯幹[体]や四肢「手や足」にできたアトピー性皮膚炎に対しても優れた効果を有します。

3:副作用としては、この軟膏を塗ると必ず『アツつと』言う『熱感』があります。従ってこの『アッツ』が起こらない効果がないかもしれません。

4:この『アッツ』感は、アトピー性皮膚炎が良くなっていくと消えます。でもずっと残る場合もあります。

5:免疫反応を予め阻止しますので、副作用と考えられている事[筆者は主作用と考えますが・・・]は、局所免疫状態の低下による『カポジ水痘様発疹症』などの皮膚疾患に罹る場合があります。しかし冷静に考えてみましょう。これの確立は外での日光浴『一部の医師は紫外線療法は良いといっています。』等の光を浴びる場合と同じと考えています。従ってこのような作用を防ぐ意味でも、『皮膚面の消毒・清潔』を保つ事は大切です。プロトピック軟膏を塗った後には『ひのきち君クリーム』、『ひのきち君』を塗布する事は良い事です。お試しください。

6:腎臓で代謝されますので定期的[数ヶ月に一回]は血液や尿の検査をしてくだされば『OK!d』。

7:効果がわかるまでの時間は一般的に1から2週間です。

8:健康保険で一回にお出しできる本数は3本くらいでしょうか。

9:何しろもったいないので『薄〜く』塗ってください。これで十分に効果があります。多く使えば早く治る事は絶対にありません。お金がもったいないです。以上今回は筑波山麓『ガマの油』の『プロトピック軟膏』のお話でした。希望をもって頑張ろう。病は治す。



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