先生!『ニンニク〓』は体に良いのですか?

田村医院 田村 仁。

こんな質問があったので調べて文章にしてみました。
広辞苑:『葫』、『大蒜』。ユリ科の多年草。2年生作物として栽培。ネギ、ニラ等と同種。西アジア原産と言われている。地下の鱗茎内部は数個の小球からなり、薬用成分を含み、食用、調味料、強壮剤とする。おおびる、ガーリック。{季語:春}葱蓐、ニンニク。中薬大辞典:異名『胡蒜[こさん]』、『葫[こ]』、『独蒜[どくさん]』、
独頭蒜『どくとうさん]』等がある。ユリ科の植物[Allium satvium L]多年生草木で強烈な匂いがある。鱗茎は大型で、6〜10片あり、外側は灰白色か、淡褐色の乾燥した鱗被に包まれている。葉が枯れる5月頃堀取り日干しにする。
成分:新鮮な鱗茎100g中タンパク質4・4グラム。脂肪0・2グラム。炭水化物23グラム。粗繊維0・7グラム。灰分1・3グラム。カルシウム5ミリグラム。リン44ミリグラム。鉄0・4ミリグラム。ビタミンB1は0・24ミリグラム。ビタミンB2は0・03ミリグラム。ニコチン酸0・9ミリグラム。ビタミンC3ミリグラム。が含まれている。その他精油0・2%を含みます。この精油が独特の辛さや匂いの元です。
精油の成分:アリシンがニンニク独特のあの『匂い』を生じます。アリシンを始め、多くの『アリル基』『プロピル基』『メチル基』を持った『イオウ化合物』、シトラール、
ゲラニオール、リナロール、αーフェランドレニン、βーフェランドレン等などが成分として含まれています。その他アイリナーゼの作用によって、S−アリルーL−システインースルフォキシド[アリイン]、アリシンとビタミンB1が反応して生じるアリチアミン、多種のγーグルタミン酸のペプチドが含まれています。
薬理作用:@抗菌作用:抗菌性の物質を含む植物のうち最も効力があるのはこの大蒜[ニンニク]と、洋葱{ようそう}[ネギ]と言われています。試験管内実験で、『緑膿菌[最近問題になっている院内感染症]』、『黄色ぶどう状球菌[MRSA{マーサ}最近問題になっている院内感染症である、メチシリンと言う抗生物質に抵抗性があるぶどう状球菌も含み。]』、『脳膜炎菌』、『肺炎菌』、『ジフテリア菌』、『赤痢菌』、『大腸菌』、『チフス菌』、『結核菌』等など大多数の細菌に対してもかなりの抗菌力があるとされています。
A抗微生物作用:ツツガムシ病リケッチア、アメバー原虫、アメーバー赤痢菌等にもかなりの抗微生物作用があると言われています。
B抗ウイルス作用もあると言われています。
C抗真菌作用:カンジダアルビカンス[乳幼児の鵞口瘡の原因]、糸状菌[水虫などの原因]、トリコモナス[膣トリコモナス等最近問題になっている性病]等にも効果があるとされています。
D抗ガン作用:マウスのエールリッヒ腹水ガン、ラットの腹水肉腫、MTKサルコーマ[肉腫]ガン細胞、等のガン細胞の増殖を確実に阻止すると言われています。
Eその他の作用:心臓の心拍数を減少させ、末梢血管を拡張させ、利尿を増加させ、動脈硬化を防止する作用があるとされています。また赤血球を壊す作用もあります。従って多くとりすぎると、血液中の赤血球が壊れます。ほどほどにすることが大切になります。終。



BackTopPage