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インフルエンザ&健康情報。16日「木曜日」
田村医院発。
新たな感染ルートか 鳥インフルエンザ拡大:【シンガポール14日共同】マレーシア農業省は14日、タイ国境に近い北部クランタン州で、これまでとは別の感染ルートとみられるH5型の鳥インフルエンザウイルスが見つかったと発表した。今回も毒性の強いH5N1型の可能性が高いとしている。今回の症例も含めると、これまでに鳥インフルエンザが見つかったのは同州の計8つの村。うち7村が半径10キロ以内に収まり感染源が同一とみられるのに対し、今回見つかった村はやや離れており、新たな感染拡大の始まりと懸念されている。同省は同州内の少なくとも3000羽の家禽(かきん)類を処分。8000人の健康調査を行った結果、数人が感染の疑いがあるとして隔離されているが、今のところ人への感染は確認されていない。同省は鳥インフルエンザが流行しているタイから密輸された家禽類が感染源になっている可能性もあるとみて、国境周辺などでの取り締まりを強化している。骨髄バンク登録者が増加 「セカチュー」人気影響か (1)
:骨髄バンクのドナー登録者数が増えている。登場人物が白血病患者のベストセラー小説「世界の中心で、愛をさけぶ」(通称・セカチュー)や、「半落ち」がことし相次いで映画化。骨髄移植推進財団(東京)は「作品に共感した人を中心にドナー登録が増えているのではないか」としている。財団によると、骨髄バンクは1991年に設立され、登録者は現在約19万人。2000年の年間の新規登録者は約1万5000人だったが、「セカチュー」が発刊された01年は約2万2000人。03年には約2万3000人になった。ことしも増え続けており1年間の登録者数は過去最高になる見込みだという。「セカチュー」は白血病の女子高生をめぐる恋人と家族のストーリー。本は300万部以上売れ、5月公開の映画は約618万人を動員。テレビドラマ化もされた。1月に映画公開された「半落ち」も約160万人を動員した。骨髄バンクには未成年者は登録できない。だが「小説で白血病のことを知りました。僕に何かできないだろうか」(19歳・会社員)などという問い合わせが若者や高校生からも相次いでいる。
骨髄バンク (2):骨髄バンク 白血病の有効な治療法である骨髄移植は、患者と提供者(ドナー)の白血球の型が一致することが条件。適合の確率はきょうだい間では4人に1人程度、非血縁者の他人だと数百分の一から数万分の一とされ、提供者が見つかりにくい。多くの提供者に登録してもらうため、当時の厚生省の許可を受け医師や患者の家族らが設立。日本赤十字社などの協力を得て患者と提供者の橋渡しをしている。
健康な加齢には健康な考え方が必要 : ポジティブな感情をもつ高齢者は衰弱しにくい :プラス思考は長生きの元 :【9月14日】幸せでいることで健康を維持できるだろうか? 従来の医学知識から、ポジティブな態度の患者はネガティブな考え方の患者よりも対処がうまく、回復が速い傾向があることがわかっている。最近、2件の新しい研究で、特に健康な加齢には考え方がすべてであるという更なる証拠が得られた。第1の試験では、テキサス大学医学部(ガルベストン)のGlenn
V. Ostir, PhDらが、良好な心理学的健康が高齢者の衰弱の発現に影響を及ぼすかどうかを検討した。研究者らは、開始時に衰弱がみられなかった年齢65歳以上のメキシコ系アメリカ人1,600例を7年間追跡調査した。前週の感情に関する質問への回答から、高齢被験者のポジティブな考え方について定期的に評価した。高齢被験者は、将来が希望に満ちているかどうか、幸せであるかどうか、生活を楽しんでいるかどうか、他人と自分を比べてどうか(例、「私は他の人と同じようによい状態であると感じた」)をに関する質問に回答した。
試験開始時および2年目、5年目、7年目の経過観察時に、研究者らは高齢者がどの程度衰弱状態になったかを評価した。研究者らは、4ポイント評点スケールに基づいて高齢者の歩行速度、握力、体重減少、疲労度を調べた。衰弱の割合は全体的に増加したが、研究チームは、よりポジティブな感情がみられた患者では衰弱状態になる割合が有意に低いことを見出した。例えば、試験開始時の高齢者のポジティブ効果スコアが1ポイント増加するごとに、衰弱リスクが3%低下することと関連していた。ポジティブな考え方はすべての年齢群に影響を及ぼす:この結果の正確な理由は不明であるが、研究者らは理論上、ポジティブな感情が身体の健康バランスを支配する化学的反応および神経反応に影響を及ぼす可能性がある、としている。更なる研究が必要とされる。第2の試験は、ノースカロライナ州立大学の研究者Thomas
Hess, PhDらにより実施されたもので、加齢についてネガティブな固定観念は記憶に顕著な影響を及ぼすことを示した。この研究には193名が参加した。実験は若年者(17-35歳)および高齢者(57-82歳)のプレイヤーを対象とした。1つの実験では、参加者は加齢に関連のあるネガティブな単語(気難しい、弱々しい、老衰等)またはポジティブな固定観念(円熟した、威厳のある、博識な等)のいずれかが記載された1組のカードを受け取った。カードには加齢に関連のない単語(イルカ、価格、高い等)も使用した。2群に文章を作成するよう依頼した。後に、グループカテゴリーに分類される一連の単語を思い出す記憶テストを参加者において実施した。研究者らは、高齢者がネガティブな固定観念のカードセットにあたると、単語を思い出すのが困難になることを見出した。高齢者は最初にポジティブな固定観念の単語を用いたテストを受けた場合に記憶テストの成績が良好であった。さらに、研究者らはポジティブな固定観念は加齢に関連した記憶の差に対抗するようであることを見出した。若年者、高齢者の両方で、より魅力的な単語を挙げた人の成績はほぼ同一であった。著者らは、高齢者では年齢に関連した露骨な固定観念は記憶テストの成績にマイナスの影響を与える可能性があると結論し、高齢者を有能で生産的な成人として実際に扱うことが、そのように行動する上で役立つことを強調している。両試験は『Psychology
and Aging』9月号に掲載されている。出典:Ostir, G. Psychology and Aging, September
2004; vol. 19: no.3. News release, APA.。
大動脈石灰化は、骨減少促進および骨折と関連あり :積極的に大動脈エコー検査を受けて骨折予防を!: 閉経後の女性では、大動脈石灰化が、股関節部・脊椎骨折に加えて骨粗鬆症の前兆
:【9月13日】大動脈石灰化は、閉経後の女性では、骨密度減少および股関節部・脊椎の脆弱性骨折の強力な予測因子である、とのレトロスペクティブ(後向き)長期研究の結果が、『Journal
of Clinical Endocrinology and Metabolism』9月号に掲載された。「アテローム性動脈硬化症と骨粗鬆症は、高齢者集団で発症頻度の高い多遺伝子の変性疾患であり、これらの有病率は増加している」と、ロマリンダ大学医療センター(カリフォルニア州)放射線科のEloy
Schulz, MDらは記す。「これらの疾患は発症頻度が高く、この2疾患を一人の患者が併発していることもよくある」。アテローム性動脈硬化症と骨粗鬆症との関連については、多くの報告によって示唆されてきたが、この2疾患を明確に関連付けることは今まで困難であったと、著者らは指摘する。本研究で、研究者らは、精密かつ正確に動脈と骨組織中の無機化合物を定量するために、コンピューター断層撮影(CT)を用い、今まで使用されていた従来のX線撮影や、光子またはX線吸収測定法を使用しなかった。研究者らは、健康な閉経後の女性2,348例(年齢50歳以上)のCTおよびカルテを、大動脈石灰化の測定、骨密度(BMD)値、および脆弱性骨折数に関して調査した。また、健康状態が保たれ、最初の検査後2.1±1.9年に再度CT検査を受けた女性のサブグループ(平均年齢、65.2±9.8歳)を、本研究では長期群とした。最初の集団(2,348例)では、骨粗鬆症を70%、1カ所以上の脊椎骨折を30%、1カ所以上の股関節部骨折を9%に認めた。年齢で補正した後、大動脈石灰化の増加によって、BMD減少は分散26.1%で予測された(p<0.001)。
大動脈石灰化は、骨折数と直接的な関連があることが明らかとなった。大動脈石灰化のある女性は、石灰化のない女性と比較して、脊椎骨折を起こす可能性が、推定4.8倍高かった(95%信頼区間3.6-6.5)。大動脈石灰化のある女性は、石灰化のない女性と比較して、近位大腿骨骨折を起こす可能性が2.9倍高く(95%信頼区間1.8-4.8)、両側性の骨折出現率が高かった(19.8%対14.3%、p=0.04)。長期群での結果は同様であった。つまり、石灰化の年増加率は、骨減少率に関して変動が47%となった(p<0.001)。石灰化の年変化率に基づく四分位では、石灰化進行と骨減少は強い関連があった。石灰化率が上25%以内の女性は、同年齢の下25%以内の女性と比較して、骨減少率が有意に高かった(年間5.3%対1.3%、p<0.001)。この研究結果は、アテローム性動脈硬化症と骨粗鬆症には、老化の進行という以上の、重要な関連があることを示しており、結合組織中の無機化合物の沈着を制御するメカニズム、[そして]、発症率の高いこの2疾患のリスクを同時に減少しうる有効な予防法または治療戦略に関する研究が、この結果によって促進されるはずである、と著者らは記す。さらに、若い閉経後の女性における石灰化プラークと骨減少との関連が示されたことによって、骨粗鬆症と骨折の危険があるこれらの女性を早期に同定することが容易になることだろうと付言した。本研究は、米国立衛生研究所(NIH)と陸軍省から一部助成を受けた。付随論説で、コロンビア大学(ニューヨーク市)のMishaela
R. Rubin, MDとShonni J. Silverberg, MDは、「本研究では、大動脈と脊椎測定のためにCT技術を用いているため、本研究は、これまでの文献に加えられる重要な研究となっている」と記す。Rubin博士とSilverberg博士は、この最新の長期研究の結果を確認するために、BMDの範囲がより広い男女の集団においてこの関連を更に研究すること、並びに検査間隔を標準化し、より大規模なプロスペクティブ(前向き)研究を行うことを提唱し、次のように締めくくった。「この研究室から発表された血管石灰化と骨生物学の交差領域に関する発展中の研究は、このような臨床観察を行うことによって、その中核が補完されることだろう」。出典:J
Clin Endocrinol Metab. 2004;89:4243-4245, 4246-4253。以上が今日の報告。今日も一日楽しく、忙しく、感謝し、笑顔で送ろう。
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