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『過労死』の免疫学的考察
田村医院 田村 仁
最近新聞紙上をにぎわしている話題に『過労死:慢性疲労症候群』があります。この
問題について、免疫学的なアプローチをしている論文があったので調べて見ました。
私たちは、ストレスと言うものに常にさらされて人生を生きています。このストレス
と言うのは、適度ならば『老化』を防ぐし、体も丈夫になります。しかし過度のスト
レスは、逆に寿命を短めます。例えば、40歳以上で第一線で働いているパイロット
は、寿命が短いそうです。時差というストレスが特に免疫系に強いダメージを与える
そうです。我々の体には、免疫系といって、外からの種々雑多なウイルス、細菌から
我が身を守るシステムが作られています。今までは、その免疫を担っているのは、
T細胞[胸腺由来細胞]とB細胞[骨髄由来細胞]と考えられていましたが、最近
の研究で、その上部にはNK細胞[NATURAL KILLER CELL:
用心棒細胞?又は座頭のいっちゃん細胞?]があることが解りました。
大脳からの過度なストレスが加わると、T細胞の数とB細胞の数が減少していくと
同時に、NK細胞そのものの活性が失われて行くことが明らかになって来ました。
我々が、風邪等の病気になるとき、まず自分の体からの防衛はNK細胞がでばって来て、そのウイルスが侵入した細胞をバクバク食べてってしまう、何ともたくましい細胞がこ
のNK細胞です。そしてこのNK細胞が第一線で戦って時間を稼いでるうちに、T細胞
やB細胞が自身の免疫機構から出動されともに戦闘をし、病気が治るのです。
またその『座頭のいっちゃん細胞』のNK細胞は、年齢が高くなると即ち、老化に応じ
急激にその活性が低下して行きます。日中は高く、夜は低くなることも解って来ました。このNK細胞の働きを観察することで色々な事がまた解って来ました。例えば、ある
程度、又は適度のストレスは逆にNK細胞の活性を高め、時差がとてもその活性を低下
させる事等・・・・・。
脳神経系と我々のからだの基本である『生体の恒常性の維持』を司る免疫系との間には、とても親密な関係があることも解って来ました。多分『老化』もまさにこの『大脳神経−免疫系』と密接な関係があると私はにらんでいます。
では現在どのようにしたらこの『大脳神経−免疫系』即ち『NK細胞活性』の機能を
高められるか考えて見ましょう。
@適度のストレスを加える。:いつまでも現役として社会に貢献できる状況を作ってあげる。結論は、『情けは自分のたーめである!』という事になります。
Aインターフェロンの投与:インターフェロンというのは、我々がウイルス感染をすると、自分の体に自然と増加する物質の事です。インターフェロンの投与はNK細胞の働きを
数倍強くします。
B漢方薬:種々の薬があります。私は以前からここに漢方の意義を見いだしたのです。そしてそれを証明しようと一生懸命になっている訳です。もうすぐに結果が出ます。そしたら現在飲んでいる人はラッキーとなる訳です。私もラッキーとなります。『老化防止』にもラッキーなことなのです。その他、丸山ワクチン、減感作療法、パスパート、強力ネオミノファーゲンC、等があります。私は忙しくて頭が悪いので、漢方薬の部分でしか研究していませんが皆あると思いますよ。[終わり]
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