平成14年2月17日の日曜日に日本医師会館講堂で
乳幼児講習会が行われました。報告します。

田村医院 田村 仁

土曜日はバレンタインのワインを一本飲んでしまって10時に寝てしまいました。朝起きて時計を見たら7時でした。そーっと台所に行って、ご飯と、納豆とノリをお盆に入れて二階の院長室でテレビを見ながらの至福の朝ご飯を食べて、8時に家を歩いて出発、巣鴨のお地蔵様の通りを抜けて駒込の医師会館まで徒歩で行きました。着いたら額にうっすらと汗がにじんでいました。いつもの前から三番目の真正面に陣取り講演が始まるのを今や遅しと用意万端に待っていました。坪井医師会長の挨拶から始まり、文部科学省からはソウワ「漢字?」課長代理が遠山文部大臣の挨拶を代読し、厚生労働省からは谷口母子保健課長代理が坂口大臣の挨拶を代読して始まりました。演題は「産婦人科医、小児科医地域連携の普及・発展を目指して=出生前小児保健指導【プレネイタルビジット】モデル事業」と言う長い名前が付いた研修会でした。勉強に来たのに、「事業」の説明なんて・・・?。と思ったが今更逃げ出すわけには行かない。
1:何故プレネイタルビジット「生まれる前から小児科医と話し合うのか?。」が必要か?。
?:子どもと接した経験の少ない夫婦が増えてきた。:その為に「育児不安」、「育児ノイローゼ」、「虐待」が増えた。【原因の少しはあると思いますが、私はそうは思わない。テレビジョン社会が1番反省!。視聴率稼ぎで思い遣りの無い世界にしてしまった。タケシ反省!。】
?:都市化による核家族化と孤立感。【私は日本人全体の問題だと思います。人間は教育がされればされるほど、他人に冷たくなるか自分本位になる。】昔の虎次郎の世界は、貧しかったが人情が厚かった。しかし昨今の若人は他人に出しゃばられるのを極端に嫌う。「おれ達の子供だ〜!。」なんちゃって!。「社会の子供じゃ〜?。」ちょっとでも注意すると殴られる?。
?:産科施設を退院するとその直後の不慣れから育児不安になります。【私の経験は家庭医として色々な状況に対して適切に助言した経験があります。】
?:母親の精神状況も出生直後が最も不安。【三人の子持ちとしてお母ちゃんに聞いてみたが、私の家族はおじいちゃんおばあちゃんがいるので、不安はなかったとの事。】出産の時くらいは、奥さんの実家の傍で産んだらよいと思います。産婦人科を私は数多く紹介しています。結婚式の時から・・・。家庭医の充実感です。
2:家庭医と小児科医の混同をした自分が良くないのかに関してはわかりかねますが、出産前から小児科医を訪問して主治医を選択する制度は良い事か公平な事かについて疑問が残ります。又人生は「肌が合う」事が言われていますが、医師と患者さんが対等な関係にあって初めて信頼が生まれると思います。出産間近の精神状態【たぶんに医者の方が上】の状況で特に産科の先生方から、暗示を受けたら良い事が起こるのでしょうか?。疑問に残った会でした。
結論:何でもビジネスと捉える方法や補助金の交付は問題があると思いました。でも報告は良い事がたくさんありました。みんな将来の医業が心配なのです。そのくらい日本の出生数は減少しています。ちなみに発表者の所属の医師会名を列挙します。十勝医師会・帯広医師会・岩手医科大学医師会・港区医師会・姫路市医師会・丸亀市医師会・大分県医師会・小石川医師会。
以上の医会は補助金を得てプレネイタルビジットと言う事業を行い研究を行った。
私は忙しいので参加しなかった。私は都立豊島病院で小児科の研修を受けた関係上板橋区医師会との交流が深い。従って今度は板橋区医師会と豊島区医師会の合同で研究をしたらと思った。
昔、つばさの会で「育児について」と題して、子育て卒業の「つばさの会会員」のお母さん方と子育ての新米のお母さん方との交流をした事がある。豊島区第十一出張所で行った。その時の感想は、「今のお母さん達は・・。」という意見があったが、もう私自身も「おじいちゃんになってしまう」時期が近づいてきた。「子育てが」が卒業したら、「孫育て」が開始される。【愛される】おじいちゃんになろうと決心して日本医師会館を後に徒歩で家路についた。終。



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