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? 「がん対策基本法」から5年、現時点の課題は?
★がん医療の抜本改革を目指した「がん対策基本法」制定から5年
→全国にがん医療の拠点病院の整備が進み、数年前まで地方では圧倒的に立ち後れていた放射線治療が新たな治療の根幹に加わった
→終末期の患者にしか適用されなかった緩和ケアの導入も一気に広がった
★滋賀県の住職の男性。前立腺がんと診断されたが仕事を続けたいと希望
→地元の拠点病院での放射線治療を勧められた。通院しながら放射線治療を受けることによって、腫瘍マーカーが大幅に下がり2カ月の治療を終了
★緩和ケアの導入が遅れるケースも。70代男性は直腸がんが腰に転移し、激しい痛みを感じたが、主治医は「我慢が必要」と返答した
→緩和ケアの専門スタッフがいることが患者に伝えられないケースがある
→医療が細分化され、専門性が深まる一方で全人的な視点が見逃される一面がある
★患者中心のチーム医療の現場。看護師、薬剤師、心理療法士、医師が連携を組んでいる静岡がんセンターのケース
→主治医だけでは気づきにくい患者の不安の声を拾いやすくなった
→薬を拒否していた患者が、心理療法士との対話によって心を開き、薬を受け容れた。痛みが和らぎ、足のむくみも取れた
★がん登録を今後は推進したい。患者が登録し、治療の経緯や成果のデータを残す仕組み
→自分たちの治療データを子孫のために残す意識を持つことが必要
感想
今や国民の2人に1人がかかる可能性がある、がん。これまでは医療格差があり、地域によって受けられなかったり、治療のためには遠隔地に行かなくてはいけなかったりする現実がありましたが、5年前に「がん対策基本法」が制定。全国にがん診療連携拠点病院が388箇所整備されるなど、成果も見られる一方で、痛みや精神面の苦痛をとる緩和ケアの導入にはバラツキがある、など課題が浮かび上がってきたそうです。
番組では、かつては名古屋や京都などへ1時間以上かけて治療に通う必要があった滋賀県の住職が、地元の拠点病院で前立腺がんの治療を終えたケースを紹介。これは、がん対策基本法制定の成果といえますね。一方で、現在育成が進んでいる専門医制度は、非常に細分化された学会の中で認定する制度のため、学会横断的に患者さんをみるシステム作りが必要とされているそうです。またチーム医療を行うことによって患者の不安や痛みを察知し、対応しやすくなった事例も紹介され、がん治療の現場がよく見えてきました。
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