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2.魚介類の放射線汚染の現状と問題点は?
★魚の検査は、国が原発周辺の14道府県に検査要請をしている
→淡水、沿岸、回遊する魚(業界団体が検査)が検査対象
→週1回程度検査。直近1カ月の数値が暫定規制値を下回っている場合は、2週間に1回と、頻度を下げても良いとされている
→日本海洋研究開発機構の調査では、現時点では海水はほとんどの部分で0.5ベクレル/L未満まで希釈されている
★魚はどのように検査する?
→通常食べない骨や内臓、頭の部分は除去し、調理する時に近い状態にしてから測る。内臓より身の部分にセシウムが溜まりやすい理由もある
→ストロンチウムの測定には通常1カ月ほど時間がかかる。水産庁は1回検査したが、再度検査する予定
★水産物への放射性物質蓄積は、専門家にとっても予想以上だった
→現状の課題は、魚が食べるプランクトンや海底のゴカイなどの数値が測定されていないこと
→ストロンチウムは骨に蓄積するのに計測されていないことも問題
★今後、気になるのは回遊魚。10月以降には鮭、鯖、秋刀魚が出回る
→半年以上かかって食物連鎖による濃縮が起こる可能性がある
→今月、研究者達が海の放射性物質を調査。海水、泥、プランクトンや海底生物を採取したが基準値は超えて いなかった
★福島県南相馬市の肉牛から基準値の3〜6倍のセシウムが検出された
→畜産家は牛の体の表面を測定したが異常なし。出荷先の食肉処理場で解体された肉からセシウムが検出された
→食肉処理場での検査件数を増やし、追跡調査システムで追って改善するしかない
感想
福島第一原発事故から4カ月。収束していない放射能汚染の中でも、魚や牛乳、牛肉についての食品検査の実態が紹介されました。魚は広い海域、しかも深さもまちまちとあって、全てを検査しきれないことはわかるとはいえ、未だに内臓や骨を取り外した身の部分しか計測されていないことには疑問を感じます。番組によると、水産庁ではこれまで一度しかストロンチウムの測定を行っていないとのこと。検査にかかる時間と手間、検査の難しさなども解説され、小売店などが独自で検査できるものではない現実も分かりますが、汚染された食品が消費者の口に入るまでに、完全に食い止められるのでしょうか。
番組ゲストは、「たとえ基準値以内でも、計測されたものはきちんと数字を出して売って欲しい」と発言。今回の原発事故によって漏れ出た放射性物質は何年、何十年と日本の食卓に影響を及ぼしていくのでしょうか。海産物は、半年から1年かけて、食物連鎖による濃縮が進む恐れがあるそうです。
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