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血圧・動脈硬化7月1日(月曜日)田村委員発
上腕血圧の左右差が大きいと死亡リスク上昇の可能性あり。―血管リスクが高くない高血圧でも!。:
上腕血圧の左右差は日常診療でよく見られ、末梢血管病変リスクとの関連性が指摘され、末梢血管病変リスクの高い患者集団では血圧の左右差が大きいほど死亡リスクが上昇することが報告されている。しかし、リスクの高くない一般集団を対象とした検討では、一貫した結果は得られていなかった。英国Peninsula
College of Medicine & DentistryのChris Clark氏らはメタ解析を行い、プライマリケアで治療を受けている高血圧患者においても、上腕血圧の左右差がある程度以上認められれば死亡リスクが高まることを、6月18日からミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で報告した。。
イタリアで実施されたInCHIANTI研究では、上腕収縮期血圧の左右差のカットオフ値を15mmHgとして、高血圧患者505例を2群に分け、6年間追跡した。その結果、血圧差15mmHg以上の群では同未満の群に比べ、心血管死亡リスクが有意に上昇していた(ハザード比[HR]3.63、95%信頼区間
1.56-8.44、P<0.01)。
また、スコットランドで実施されたAAA(Aspirin in Asymptomatic Atherosclerosis)研究では、高血圧患者764例を10年間追跡したが、血圧差10mmHg以上の群は同未満の群に比べ、心血管死亡リスクが有意に高かった(HR
3.0、1.3-7.1、P=0.01)。
これらを基に、上腕収縮期血圧の左右差のカットオフ値を15mmHgとした5試験でメタ解析(1990例)を行うと、血圧差15mmHg以上群における全死亡のハザード比(同未満群に対する)は1.60(1.13-2.27)。有意なリスクであることが示された。
カットオフ値を10mmHgとし、同様に5試験でメタ解析(2309例)を実施しても、血圧差10mmHg以上の群における全死亡のハザード比は1.60(1.10-2.33)と、やはり有意なリスクだった。
以上の検討からClark氏は、「プライマリケアで治療を受けている高血圧患者においても、上腕血圧の左右差が10mmHgまたは15mmHg以上の患者では、死亡リスクが上昇する可能性がある」と結論し、「左右差の存在は末梢血管病変の兆候だと考えられ、上腕における血圧差を積極的に調べて管理すべきだ」と述べた。(田村医院に新設された動脈硬化測定装置を使用すれば直ちに自分自身の動脈硬化度が解ります。是非使用してください。)
CKDの発症・進展は尿酸値で予測できる。!:
高尿酸血症は心血管疾患や慢性腎臓病(CKD)のリスクとなることが知られているが、一般住民において尿酸値の上昇をモニターすれば、将来のCKDの発症・進展の予測因子になるのではないか。この仮説を検討するために、7000人を超える日本人の健診データを解析した結果を、名古屋市立大学心臓・腎高血圧内科学の園田浩生氏らが、6月20日までミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で報告した。
対象は、年1回、同大学病院に定期健診に訪れる受診者の中から、高血圧、糖尿病、脂質異常症で治療中の患者および、腎機能障害や蛋白尿がみられる患者を除いた健常成人7078人。平均年齢は52.8歳、男性が6割以上を占め(4547人)、BMIは22.6だった。平均123.3/75.8mmHgの正常血圧で、心拍数、空腹時血糖値、コレステロール値、クレアチニン値、ヘモグロビン値などもすべて正常域だった。尿酸値は平均5.3mg/dLだった。喫煙は27.5%(1948人)に認めた。
推算糸球体濾過量(eGFR)が60mL/分/1.73m2未満をCKD発症の基準とし、1694日間(中央値)追跡、1年ごとに得られた臨床検査値の変化や登録時の背景の違いをCKD発症者(CKD群)と発症しなかった受診者(非CKD群)で比較し、発症・進展のリスク因子を探索した。
追跡期間中に568人がCKDを発症した。男性が417人で、1000人・年当たり19人。女性の同13.5人に比べて有意に多かった(P<0.001)。
以上の結果に基づき、単変量解析によりCKD発症・進展のリスク因子を検索したところ、年齢、男性、LDLコレステロール値、eGFRが同定された。尿酸値も、オッズ比1.30(95%信頼区間:1.22-1.38、P<0.001)と、有意なリスク因子だった。
多変量ロジスティック解析では、空腹時血糖値(オッズ比1.01、1.00-1.02、P=0.001)、eGFR(同0.83、0.81-0.84、P<0.001))とともに、尿酸値(同1.09、1.01-1.18、P<0.03)が強いリスク因子として同定された。
登録時の尿酸値が正常域にあった受診者のみを対象に、多変量ロジスティック解析を試みたところ、同様に空腹時血糖値とeGFRが同定され、尿酸値も、独立したリスク因子となることが明らかになり(オッズ比1.16、1.03-1.30、P=0.02)、尿酸値が将来のCKDの発症・進展に影響することが示唆された。
園田氏らは、「一般住民の健診データという簡易な指標から、尿酸値が将来のCKD発症・進展の独立したパラメータとなる可能性があることが示された。心血管疾患や腎不全の進展予防に有用となる、きわめて興味深い結果だ」と述べた。
ARB/HCTZ合剤は、拡張期心不全合併患者の左室拡張機能を改善する。(EDEN研究より)
アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)やACE阻害薬などのRA系阻害薬の単剤治療では十分な降圧を得られない患者が散見される。RA系阻害薬で降圧不十分な拡張期心不全を合併する高血圧患者において、ARB/ヒドロクロロチアヂド(HCTZ)合剤での治療に切り替えることにより、良好な血圧コントロールを得られるだけでなく、左室拡張機能を改善することが報告された。木原循環器科内科医院(旭川市)の木原一氏らが、6月20日までミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で発表した。
ARBと利尿薬の合剤は、実臨床において高い降圧効果が得られることが実証されつつある。しかし、利尿薬は心不全患者の息切れや浮腫を軽減する一方で、RA系を活性化させ、左室拡張機能を低下させることも指摘されている。
木原氏らは、多施設共同研究 EDEN(The Effect of a combination of angiotensin
receptor blocker and DiurEtics on left ventricular diastolic
fuNction in hypertensive patients)を実施しており、RA系阻害薬による治療から、ARB ロサルタン50mgと利尿薬
ヒドロクロロチアジド12.5mgの合剤(LOS/HCTZ合剤)への切り替えが、左室拡張機能に与える影響を検討した。
試験の対象は、左室駆出率(LVEF)が50%以上の拡張期心不全を合併した高血圧患者で、僧帽弁輪速度(e')が8cm/秒未満またはE/e'比が12超の患者とし、ARBあるいはACE阻害薬による治療で、降圧目標値を達成できていなかった371人。
これらの患者に対してARBあるいはACE阻害薬による治療期間4週後にLOS /HCTZ合剤に切り替え、24週間追跡した。4週、8週、24週時点で血圧を測定し、BNP値、CRP値(hs-CRP)を4週時点と24週時点に測定した。また、切り替え前と24週時点で心エコー検査を実施し、e'、E/e'比、左室駆出率(EF)、左室重量係数(LVMI)、左心房容積係数(LAVI)を算出した。一次評価項目としてe'およびE/e'比の変化、二次評価項目は血圧値、BNP、hs-CRPの変化が設定された。
その結果、平均収縮期血圧は、切り替え前の155mmHgから、24週時には133mmHgへと有意に低下した。拡張期血圧も87mmHgから76mmHgに有意に低下した。心拍数は73bpmから71bpmに有意に低下した(すべて、P<0.001)。
また、e'は、切り替え前の5.5cm/秒から、24週時には6.5cm/秒に有意に改善し、同様にE/e'比は、12.1から10.6へと有意に改善した(ともに、P<0.001)。LVMIは、102g/m2から96g/m2に有意に改善し、LAVIも25mL/m2から23
mL/m2に有意に改善した(ともに、P<0.001)。さらに、BNP値は48.6pg/dLから36.5pg/dLへ、hs-CRPは0.5mg/dLから0.3mg/dLへ、それぞれ有意に低下した(P<0.001、P<0.001)。
木原氏らは、e'の改善に関与している因子を単変量解析により検索したところ、収縮期血圧、拡張期血圧、クレアチニン、BNP、hs-CRP(以上すべて、P<0.001)、eGFR(P<0.009)の変化が、有意な寄与因子として同定された。また同様に多変量解析では、収縮期血圧(P<0.001)、BNP(P<0.018)、hs-CRP(P<0.001)の変化が有意な寄与因子となることが示唆された。このような結果から、木原氏は「RA系阻害薬単剤からARB/HCTZ合剤への切り替えにより、良好な血圧管理が得られただけでなく、左室機能も改善された。心肥大も有意に抑制され、心筋の障害も軽減されることが示唆された。ARB/HCTZ合剤は拡張期心不全を伴う高血圧患者において、左室機能の改善を期待できる薬剤と言えるだろう」と結んだ。
血圧コントロール不十分な高血圧患者に対するARB/利尿薬合剤の有用性。:
降圧目標達成には平均2.5〜3.5種類の降圧薬が必要とされる現状において、利便性と経済性に優れた合剤は、わが国の降圧薬市場における裾野を着実に広げつつある。自治医科大学附属さいたま医療センター循環器科の平田浩三氏らは、ARBベースの治療でコントロール不良のため、ARB/利尿薬合剤への切り替えを行った高血圧患者188人を1年間にわたって追跡した多施設共同研究
CONCERTOを実施。切り替えにより、収縮期血圧(SBP)20mmHg、拡張期血圧(DBP)10mmHgの降圧効果が得られたことを報告した。この結果は、6月20日までミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で発表された。 対象は、ARBベースの降圧薬治療を1カ月以上継続しているにもかかわらず、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライ2004(JSH2004)」が掲げる降圧目標を未達成の本態性高血圧患者188人。そのうち171人の解析が行われた。平均年齢は63.9歳、84人が男性で、36人(21%)が糖尿病、60人(35%)が脂質異常症、26人(15%)が冠動脈疾患を合併していた。
切り替え前に投与されていた降圧薬の内訳は、ARB単剤が68人、ARB+Ca拮抗薬が86人、ARB+β遮断薬が24人、ARB+α遮断薬が3人だった。これらの患者には、それまでのARBを中止後、ウォッシュアウト期間を設けずにロサルタン50mg/ヒドロクロロチアジド(HCTZ)
12.5mg配合剤の投与を開始、1年間の追跡が行われた。評価項目は、切り替え3カ月後、12カ月後の血圧値、BNP値、心胸郭比、尿蛋白などとした。
その結果、SBPは登録時の156mmHgから137mmHg(3カ月後)、135mmHg(12カ月後)へ、DBPは同様に89mmHgから79mmHg、79mmHgへと有意に低下した(いずれもP<0.01)。切り替え後12カ月時点で、42.6%の患者がJSH2004のSBP降圧目標を達成、72.2%の患者がDBP降圧目標を達成した。
BNP値は登録時の36.8pg/mLから31.3pg/mL(3カ月後)、32.8pg/mL(12カ月後)へ、心胸郭比は49.3%から48.1%(12カ月後)へと有意に低下した(すべてP<0.01)。また、心電図上の左室肥大所見の頻度も有意に減少していた。
また、半定量評価(0〜3)による尿蛋白の平均値は、登録時の0.27から0.16(3カ月後)、0.24(12カ月後)へと低下した(各P<0.05)。一方、12カ月後時点のNa濃度(142
→ 141mEq/L)や尿酸値(5.6 → 5.8mg/dL)などで若干の変動を認めたが、いずれも軽微な変化で、糖・脂質代謝パラメータを含む他の生化学的検査値には変化は認められなかった。 以上の結果から、ARBベースの降圧治療でコントロール不良な高血圧患者におけるARBからARB/HCTZへの切り替えは、著明な降圧効果が期待できるだけでなく、臓器保護の観点からも有用なことが示された。
塩分は体重当たりの摂取量にも注意が必要。:
塩分の摂りすぎが高血圧や心血管イベントの危険因子となることは広く知られているが、個々の体格を考慮せず一律に「1日何g」と塩分摂取量を評価するだけでよいのだろうか?
JA静岡厚生連 遠州病院(浜松市)内科の橋本朋美氏らは、7126人の一般住民を対象とした調査の結果、総摂取量だけでなく体重で調整した塩分摂取量の増加も、臓器障害の危険因子となることを明らかにした。6月20日までミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で報告した。
検討の対象は、2009年に遠州病院で年1回の定期検診を受けた7126人。平均年齢は56.4歳(21〜88歳)、男性が4486人(63%)だった。平均の血圧値は、収縮期血圧(SBP)125.5mmHg、拡張期血圧(DBP)76.7mmHgで、30.5%(2171人)が高血圧患者だった。夜間尿中Na量から算出された1日当たりの推定塩分総摂取量は10.9g、体重10kg当たりの塩分摂取量は1.83gだった。高血圧群におけるこれらの値は11.9gと1.93gで、正常血圧群の平均値(10.5g、1.79g)より有意に高かった(ともにP<0.0001)。なお、降圧薬服用の有無は塩分摂取量には影響しなかった。
総塩分摂取量ならびに体重で調整した塩分摂取量と相関する因子を単変量解析により探索したところ、年齢、男性、SBPなどとともに、臓器障害マーカーとしてBNP、心電図変化(SV1+RV5)、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)などの因子が同定された。
さらに、BNPとUACRについては、多変量解析でも総塩分摂取量、体重10kg当たり塩分摂取量との間に弱いながら有意な相関が認められた(BNP:各r=0.191、r=0.218、UACR:各r=0.067、r=0.090、すべてP<0.0001)。これらの相関は、正常血圧者(n=4955)を対象とした解析でも同様に認められた。
以上の結果より、高血圧による臓器障害の発症あるいは進展には、塩分の総摂取量だけでなく、個々の体重で調整した塩分摂取量も独立した危険因子となる可能性が示唆された。 たとえば小柄な男性などの場合、1日当たりの塩分総摂取量が多くなくても、体重当たりの塩分摂取量は「危険域」にあるという可能性がある。橋本氏らは、「体格がさまざまな高血圧患者の臓器障害を予防するためには、体重で調整した塩分摂取量が有用な管理指標になるのではないか」と述べた。
80歳超の高齢者ではPWVが1年後の認知機能低下と関連!。:
認知機能障害の予防は公衆衛生上の重大な課題であり、認知機能障害と動脈硬化度の関連性はこれまでも指摘されてきた。しかし、平均年齢71歳の高齢者を5年間追跡したRotterdam
Studyでは、動脈硬化度の指標の1つである脈波伝播速度(PWV)と認知機能の間には相関は認められず、また80歳を超えた集団における検討は行われていなかった。そこで、80歳超の高齢者を対象にしたPARTAGE
Studyが実施され、フランスUniversity Hospital of NancyのGhassan Watfa氏が研究グループを代表し、6月18日からミラノで開催された第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で、PWVは認知機能低下と関連していたことを報告した。
PARTAGE Studyの目的は、80歳を超える高齢者を2年以上追跡し、末梢血圧および中心血圧、動脈硬化度を用いて全死亡、主要心血管イベント、認知機能低下が予測できるかどうかを検討することである。今回は、PWVが1年後の認知機能低下に及ぼす影響について検討した結果が発表された。
対象は介護施設で生活する80歳超の高齢者で、除外基準は以下の通り。認知機能を評価するMini Mental Status
Examination(MMSE)スコアが30点中12点未満の者、日常生活における活動度(ADL)を評価するKatz Indexスコアが6点中2点未満の者、後見人がいる者、法的保護下にある者。
フランスおよびイタリアから1113人が登録された。そのうち2回の認知機能テストを完了した873人を解析対象とした。
解析対象者の年齢は88歳、女性比率は79%で、MMSEスコアは23.7、認知症の既往例は16%であった。心血管リスク因子の保有率は糖尿病15%、脂質異常症26%、現在および過去の喫煙習慣20%、高血圧既往73%であり、高血圧の治療中は95%を占めた。なお登録時の血圧は138/73mmHg(平均血圧94mmHg)、cfPWVは14.4m/秒であった。
ベースラインのcfPWVで対象を3群に分け(3群の平均cfPWVは順に9.6 m/秒、13.5 m/秒、20.1 m/秒)、平均血圧や年齢、教育水準、ADLスコア、ベースラインのMMSEスコアで補正した上で、1年間のMMSEの変化率を比較した。その結果、cfPWVが高いほどMMSEの低下量は大きかった(P<0.03)。一方、ベースラインの血圧値でも同様に3群に分けて検討したが、MMSEの変化量と有意な関連性は認められなかった。
本研究の限界として、認知機能の評価はMMSEだけで行ったこと、追跡期間が1年間と短かったことを挙げた。その一方で強みとして、介護施設入居者の大規模集団を対象としたこと、動脈硬化の非侵襲的マーカーとしてPWVを用いたことを挙げ、2年間の追跡は既に完了しており、5年後までの追跡も検討していることを明らかにした。
Watfa氏は、「本研究の対象は高齢で脆弱な集団だが、この結果が背景の異なる他の集団にもあてはまるかどうかについては検証が必要である」と指摘。また、以上の結果を踏まえ、「PWVは認知機能低下と関連しており、超高齢者では認知機能低下のリスクを評価する有用な方法である」と、同氏は結論した。さらに、認知機能障害や認知症の発症に血管障害が関与していることが再確認されたことから、「超高齢者の認知機能障害の予防戦略を開発する上で有用な知見が得られた」と述べた。
児童の炭酸飲料の多飲は血圧上昇を招く可能性―セルビアの研究より。
児童が習慣的に炭酸飲料を多く飲んでいると、血圧を高める可能性が報告された。セルビアUniversity of BelgradeのKatarina
Paunovic氏らが児童の食習慣と血圧の関連を検討し、6月18日から20日までミラノで開催されている第21回欧州高血圧学会(ESH2011)で発表した。
本研究の対象は、セルビア・ベオグラードにある8つの小学校の第1学年(7歳)から第4学年(11歳)の児童1113人(男児533人、女児580人)。血圧測定には水銀血圧計を用い、安静後に5分間隔で3回測定した。食習慣については、質問票を用いて、炭酸飲料やミネラルウオーターを飲む頻度、食塩含有量の多い食品やスナック菓子を食べる頻度を調べた。 炭酸飲料の1日当たりの摂取量別にBMIをみると、飲まない群は17.7、1杯の群は18.1、2杯の群は18.4、3杯以上の群は18.8と、飲む量が増えるにつれBMIは高まる傾向にあった(P=0.002)。同様に、収縮期血圧や拡張期血圧も高くなる傾向があった(順にP=0.009、P=0.032)。また、炭酸飲料を1日に3杯以上飲む習慣のある児童は飲まない児童に比べて、収縮期血圧、拡張期血圧、BMIが有意に高かった。
食品に含まれる食塩量との関連については、含有量が多いとBMIは高くなる傾向が認められた。一方、血圧に関しては、関連が認められなかった。
ミネラルウオーターに関しては、飲む回数が多い児童ほどBMIが高くなる傾向が認められた。毎日飲む習慣のある児童のBMI(19.7)は、まったく飲まない児童(17.8)に比べて有意に高かった。しかし、ミネラルウオーターを飲む回数と血圧との間には有意な関連性は認められなかった。
スナック菓子を食べる頻度については、血圧だけでなく、BMIとの間にも有意な関連は認められなかった。
食習慣に関して多変量直線回帰分析を行ったところ、性別、年齢、BMIで補正した後においても、炭酸飲料の摂取量は、収縮期血圧だけでなく、拡張期血圧とも有意に相関していた(順にP=0.048、P=0.026)。
以上の検討からPaunovic氏は、「児童の食習慣の中でも炭酸飲料を飲む習慣は、収縮期血圧および拡張期血圧の上昇に関連しているのではないか」との考えを示した。
【万有製薬】子宮頸癌ワクチン「ガーダシル」‐今年中に申請へ。:
万有製薬の平手晴彦社長は都内で記者会見し、子宮頸癌ワクチン(海外名「ガーダシル」)の日本での承認申請について、「期待値としてだが、今年中に申請したい」と述べた。子宮頸癌によって年間約2400人が死亡していることから、早期上市が社会的使命だとし、全力を上げる構えだ。実現すれば当初予定より2年以上前倒しの申請となる。
ガーダシルは、米メルクが開発した子宮頸癌ワクチンで、2006年6月に米国で承認。子宮頸癌ワクチンとしては世界初となった。その後9月には欧州でも承認。日本では現在PIIIにある。
「ガーダシル」は、子宮頸癌の原因の約70%を占めるされるヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型と、尖圭コンジローマなど生殖器疣贅の原因として約90%を占めるHPV6型、11型の感染を予防するワクチン。海外臨床試験では、HPV16型、18型に曝露された経験のない女性で、両型に起因した子宮頸癌を100%予防したという結果が報告されている。
日本の治験では、当初計画として18 026歳の健康な女性1000人を対象に、プラセボ対照二重盲検群間比較試験が予定されている。筋肉注射によって初回と2カ月目、6カ月目の計3回接種し、抗体価、ワクチンに含まれる型に由来するHPV持続感染及び生殖器疾患の発生の有無が検証される。
同社としては、日本で年間約7000人が新たに子宮頸癌と診断され、約2400人が死亡している状況を解消したい考え。ドラッグラグの解消の動きやがん対策基本法、ワクチン産業ビジョンの策定など環境が整ってきている中で、「何よりも優先させて取り組む」(高橋希人・研究開発本部長)としており、データ収集・解析を急ぎ、早期承認にこぎつける方針だ。
『先生!実は僕の[松茸]の横から[シイタケ]が山ほど出て来たのですが・・?』
STD[sexal transmitted diseade性行為感染症]について
田村医院 田村 仁
先日こんな悩みを言った人がいて、ビックリし、調べたので文章にしました。
この人の場合は問題点が2つ以上ありました。一つ目の問題は『包茎』であったことです。この包茎の部分からまるで山のように後述する『尖型コンジローム』が出現して来ました。二つ目の問題点は、数多くの人とコンドームをせずにめちゃめちゃにセックスを行う事です。三番目の問題は自覚が無い事です。こんな問題はさておき、いわゆるSTD[性行為感染症]について述べて見ましょう。最近は特に増加が目立ち医学会でも問題になっています。若年者に流行している事と、医者にいかないいわゆる潜在患者さんの流行です。
この場合の『シイタケ』は『尖型コンジローム』の事で『ウイルス性疣贅[ゆうぜい]』の一種で、原因は一般の『疣贅[ゆうぜい:イボ]』と同じ『ヒトパピローマウイルス[ヒト乳頭腫ウイルス]』が原因です。同じような病気に、尋常性疣贅[じんじょうせいゆうぜい]、青年性偏平疣贅、Bowen様丘疹症、先天性発育異常症等があります。またこのウイルスには30種類以上のタイプが発見されています。この場合には、『皮膚ガン』の発生が問題になっています。一般にSTD[性行為感染症]には次のような多種の病気があります。ここで最も大切な事は、他人に伝染させてはいけないと言う事です。!@淋病:淋菌[ナイセリアゴノコッカス]によって伝染する性病。抗生剤の進歩によって減少していますが最近では又潜在患者さんの増加が社会的な問題になって来ています。
A梅毒:トレポネーマパリドンと言う細菌によって引き起こされる代表的な性病で、アメリカ大陸インデアンの風土病でしたが、コロンブスのアメリカ大陸発見から数年で世界中に伝搬しました。『タバコ』の伝搬と同じであるとある研究者が教えてくれました。これも抗生物質の発見で患者さんはいったんは減少傾向を示しましたが最近再び増加している事が問題になっています。
B軟性下疳[なんせいげかん]:軟性下疳菌[ヘモフィルスデュクレイ]による性病で、スルフォンアミド系抗生物質が有効であります。
C鼠径リンパ肉芽腫症:第4性病と言われています。クラミジアと言う『トラコーマ』
と言う目の病気を起こすウイルスと同じ種類のウイルスが原因の性病。
Dクラミジア:クラミジアトラコマチスと言うやはりCと同じウイルスが原因の性病です。E性器ヘルペス:単純疱疹ウイルスHSV−1とHSV−2があります。
Fカンジダ症:カンジダアルビカンスと言う『カビ』が原因の性病です。
G毛ジラミ感染症:シラミと言う虫の一種が毛に寄生します。
HB型肝炎:B型肝炎も性行為で感染する事が判明しました。
Iトリコモナス:動物性鞭毛虫類のトリコモナス属の寄生虫で人間に感染するのは、
膣トリコモナス、口腔トリコモナス、腸トリコモナスが知られています。
Jこの人の場合の、『尖型コンジローム』:ヒト乳頭腫ウイルスが原因の性病。
Kエイズ[後天性免疫不全症]を引き起こす『ヒト免疫不全症ウイルス』などがあります。昨今の社会現象を見ていると、江戸時代元禄文化と同じ退廃的な様子を呈しています。(現在2価≪二個のウイルスによる伝染病に対するワクチン=サーバリックス》が品薄状況での接種が公費負担で中学生女子に限り無料で受けられる補助制度が豊島区でも施行されています。)ガーダシルはこの上記2種類の加えてヒト乳頭腫ウイルスに対する免疫も得ることができます。同じ料金だたらガーダシルをするほうがよいと思います。又男子中学生も接種することが望ましいと考えています。サーバリックスを製造しているグラクソ・ウエルカム社の態度に腹を立てている小児科医は数多いし、予定道理にワクチンを打てない状況にあるのでガーダシルの認可発売は良いチャンスとなり得ます。
今行われているサーバリックスをガーダシルに変えることで男女公平にワクチンを打つことが可能になり行政もその負担は多くなると思いますが、子供たちの健康を守るためにも予防接種無料化を促進しましょう。我々大人たちは愚かにも未来ある子供たちに原発爆発と云う大変な負担を強いたわけだから、此のお詫びのためにも予防接種位は国家的にも、無料化定期接種にしたらどうだろうか?。若かりし女子や男子が性感染症でガンになる事を予防し且つ淫らに性を弄ばないように教育を行い未来ある日本人を守りましょうよ〜  。
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